マージソートで配列を並び替える
マージソートを使用する
マージソート (merge sort) は、配列を半分に 分割 し、それぞれを再帰的にソートしてから、2つの すでにソート済みの列を1本にマージ(併合) することで全体を整列させる比較ソートである。分割の深さが O(log n) で、マージが線形時間なので、最悪でも O(n log n) で安定して動作する点が特徴である。
- 分割: 区間
[lo, hi]の中央midで左半分[lo, mid]と右半分[mid+1, hi]に分ける。要素が1つだけならそのままソート済みとみなす。 - 再帰: 左右それぞれに対して同じ手順を繰り返す。
- マージ: 左と右はそれぞれ昇順になっている前提で、先頭同士を比較しながら小さい方から確定させ、どちらか一方が尽きたら残りを順に連結する。結果は補助配列などに書き、
a[lo..hi]へ写し戻す。
procedure merge_sort(A, lo, hi)
if lo >= hi then
return
mid = floor((lo + hi) / 2)
merge_sort(A, lo, mid)
merge_sort(A, mid + 1, hi)
merge(A, lo, mid, hi)
procedure merge(A, lo, mid, hi)
i = lo
j = mid + 1
k = 0
while i <= mid and j <= hi
if A[i] <= A[j] then
B[k] = A[i]
i = i + 1
else
B[k] = A[j]
j = j + 1
k = k + 1
copy rest of left or right slice into B
copy B back into A[lo .. hi]
時間計算量は常に O(n log n)。マージ用に O(n) の追加記憶領域が必要で、多くの実装は 安定ソート(等しいキーの相対順序を保つ)である。インプレース志向のクイックソートと比べて余分なメモリは要するが、最悪時の挙動が予測しやすいため外部ソートの基礎にも使われる。
バブルソートの O(n²) と比べてデータが大きい場面では有利になりやすく、クイックソートの最悪 O(n²) と比べて時間計算量のわるい入力がない反面、補助配列など 余計なメモリ を使うトレードオフがある。